株式会社の特徴

株式会社の特徴
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株式会社を設立するなら特徴を理解しておきましょう

特徴その1:株式会社最大の特徴は、やはり株式制度

 株式会社は、出資の単位を「株式」という単位で表します。株式は、均一に細分化された割合的単位の形をとります。出資単位を細分化することで、多額の資金を必要とする大規模事業などの場合に多数の出資から出資を募ることができますし、出資者は自分の資金力に応じた出資ができるようになります。また、出資単位を均一とすることで、多数の株主の取り扱いを平等・簡便なものにすることができます。対して持分会社は、出資単位が不均一な持分であり、持分に応じた取り扱いということになります。

 株式は、出資者が複数持つことができます。株式1つの議決権や配当を受ける権利は同じ(持分均一主義)ですが、株式を複数持つ(持分複数主義)ことで持分を形成しています。

 その他、投下資本回収の確保の観点から、株式の譲渡も原則自由と認められています。一方で、定款で株式の譲渡について制限を定めることができますので、同族経営の場合などには有効です。

特徴その2: 多数の出資者と大規模事業を想定した、所有と経営の分離

 株式制度によって、出資者は少ない出資金で容易に出資ができるようになり、また多数の出資者から資金を募ることができるようになります。大規模企業では特に多数の出資者が集まりますが、出資者の多くは利益の配当が目的で経営に関する能力や関心が低かったり、多数の出資者がいちいち経営上の意思決定を行ったり業務執行を行うのは困難です。 そこで、株式会社の経営(業務執行)には、出資者が直接的には関与せず、取締役などの専門の機関をつくり、この機関が経営の意思決定と執行をしていくという形態をとることができます。これを、所有と経営の分離といいます。

 会社法では、出資者である株主が選任した取締役が取締役会をつくり、取締役会で経営上の意思決定を行うこととして、その執行は取締役会で選ばれた代表取締役が行うという形を典型としています。

特徴その3:出資の範囲で責任をとる、間接有限責任制度

 株式制度では、株式会社は多額の資金を要する大規模企業をつくり、多くの出資者から資金が集められるようにと想定されています。ですから、会社の借金などに対して出資者に直接に無限の責任を負わせたのでは、リスクが大きすぎて多数の出資者・多額の資金が集められません。

 そこで、株式会社の出資者の責任は、会社の借金などに対して直接には責任を負わず、出資の範囲を限度として責任を負わせることにしました。リスクが範囲が明確になることで、広範な資金調達が可能になります。

まとめ

  • 株式会社には大きな特徴が3つある。
  • 出資の単位を株式とし、株式を利用して多数の出資を募ることができる。
  • 所有と経営の分離を図ることができる。
  • 株主は出資の範囲で責任を取る、間接有限責任を負う。
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