事前の準備

会社の設立 事前準備
目次

設立前の準備しておくこと

商号調査

 本店を置く地域を管轄する法務局で、類似商号の調査を行います。基本事項の決定でもお伝えしましたが、同一住所に同じ商号の会社を設立登記するこができません。せっかく手間と時間を掛けて定款作成等をしてきたのに、登記申請のタイミングで同一住所に同一商号の会社があったなんて事になったら全てが無駄になってしまいます。

 この商号調査は法務局で、商号調査簿を閲覧して調べることができます。

印鑑の作成

 商号の検討で商号調査をした結果、類似商号が無ければ会社代表印を作成しましょう。会社代表印は、契約書などの重要な書類に使用する印鑑で、会社の実印となるものです。最低でも会社代表印があれば構いませんが、何でもかんでも代表印で押印するのはリスクもありますので、他に銀行印や角印を用意しておいてもよいと思います。

  • 会社代表印・・・会社の実印です。株式会社設立の際には必須となります。
  • 銀行印・・・会社名義でつくった口座の銀行届出印です。
  • 角印・・・請求書や領収書など、会社運営で日常的に使用します。

発起人と役員の印鑑証明書の取得

 株式会社の設立には、発起人(発起人以外が役員となる場合は、役員も)の実印と印鑑証明書が必要になります。実印がない発起人または役員がいる場合は、このタイミングでつくるようにしましょう。印鑑証明書は、定款認証と登記申請の際に必要になりますので2通用意します。市区町村役場で取得します。

 合同会社の場合は、社員(出資者であり経営者のこと)の実印と印鑑証明書が必要になります。

  • 設立にあたり準備しておくことがある。
  • 商号調査しておきましょう。
  • 株式会社の場合は発起人と役員、合同会社の場合は社員の実印と印鑑証明書を準備しましょう。
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