会社の設立に必要な定款って何でしょう?電子定款だと費用がお得ってどうして?疑問にお答えします。
目次
定款とは
定款とは「会社の憲法」と呼ばれており、会社の商号から目的、組織や運営などについて、その会社のルールを定めたものです。 会社を設立する場合には必ず作成しなければなりません。株式会社の場合は作成するだけでなく、公証役場で公証人による認証を受ける必要があります。
定款の内容を大別すると、以下の3種類に分けられます。
- 絶対的記載事項
- 相対的記載事項
- 任意的記載事項
電子定款とは
電子定款制度が始まる前は、公証役場で紙で作成された定款で認証を行っていましたが、平成14年度からの電子定款では、電子文書による定款も認証してもらえるようになりました。電子文書で作成された定款を電子定款といいます。
印紙税法により、紙で作成した定款には4万円分の印紙を貼る必要があります。しかし、電子定款の場合は電子文書ですので、この印紙を貼る必要がないとされています。電子定款で作成することで4万円安く設立できるというのは、こういうカラクリがあるからなんです。
だったら自分で電子定款を作成すれば印紙代も代行料金も必要ないから超お得と思いますよね。しかし、電子定款を作成するためには証明書や電子署名するためのソフト等のインフラを整える必要があり、これには数万円掛かります。 ですから、たった1度の会社設立では印紙代不要のメリットはありませんので、これらのインフラを整えた行政書士に依頼することが最もお得ということになります。
まとめ
- 会社を設立ためには定款を作成する必要がある。
- 定款には紙で作成するものと電子定款がある。
- 電子定款の作成にはインフラを整える必要がある。
- 電子定款作成のインフラが整った行政書士に依頼するのが
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